良い恋愛は自己肯定感を高めてくれる

先日、夫婦でご招待いただいた
結婚式場のトークショーにて、

「結婚したあと、自分自身で何か
変化はありましたか?」

という質問を受けました。

私はその問いに対して、

「初めて自分を愛せるようになりました」

と答えました。

かつての私は、いつも何をしてても、
自分の能力にも判断にも容姿にも、

何一つ自信がありませんでした。

「えー。ゆみさん、意外」
と思われたかもしれません。

確かに、今の私を見てくださっていたら
ちょっぴり意外かもしれませんね。

だって私、結婚してから、本当に変わったので…





私ね、もともと自分が
自己肯定感低い人間だったから、

自己肯定感が低い人の気持ちや考えが、
とてもよく分かるんです。

人とお会いしたときや、
ラジオのレターなんかですら、

「この人、自分を愛してないな」
っていうことは、すぐに分かります。

まず一つ、

自己肯定感が低いひとは、
本当によく人を下げがちです。

それだけ聞いたら、

「悪口の多いひどい人」

と思われちゃいそうですが、
ううん、違うんです。

ひどい人なんじゃなくて、
”とても苦しんでいる人”なんです。

過去の私含め、自己肯定感が低い人は、

人を下げて自分を上げないと、

自分の中ですら、
自分という存在が霞(かす)んでしまうのを
心の内でとても恐れているのです。

…と言ったけど、

だいたいの人がそんなことまで
自分のことを把握できていません。

「私って悪口多いな…
でも人と比べるのがやめられないんだもん…」

くらいしか普段は考えていないかな…?

でも、そんな自覚は無くたって、

本当は自分に取柄(とりえ)が何もないって、
どこかで気づいているはず。

だけど認めたくない。
認められない。

だって、

自分が何者でもないって、
認めるのは本当に怖いから。

だから、

人を下げて自分はそれよりマシだって
思うことをくり返すことで、

自分で自分の存在を確かめてる。

それしか方法が無い。
結果、悪口がやめられない。





また、自己肯定感が低い人は、
髪色や服装を奇抜にしがちですよね。

わたしも昔、髪色をよく奇抜にしていたから、
これも本当によく分かる。

きっとせめて外見だけでも
”人と違う自分”でなければ、

大衆に埋もれてしまう恐怖があったんだと、
今は思います。

あと、すぐに環境を変えたがる。
唐突に旅に出たりする。

これも私が思うに、

”空っぽの自分に耐えられないから”
環境を変えたがっていたのかな。

何か変わるかも。

次こそは。次こそは。

と思って、いろんな場所へ出かけてみるも、
結局どこへ行っても空っぽなまま。

自分探しの旅は、もう何回したんだろう?
それで私は、何を見つけたんだろう?

何も見つけずに家に帰ってくる自分がまた、
嫌になる。

この繰り返しでした。
すごく、辛い毎日でした。





そんな私の自己肯定感、
どうして高まったのかと言うと、

一番の理由は夫との結婚でした。

自己肯定感の低かった当時の私は、

次にお付き合いする人は絶対に
自己肯定感が高い人!
そうじゃないとお付き合いしない!

と決めていました(笑)

なぜなら、自己肯定感が低い自分に、
飽きていたのです。うんざりしていたのです。

なのに付き合う人まで自分をけなす人だったら、
きっとお互い疲れ果ててしまう。

そんな未来が見えました。
だからそれだけは避けたかったのです。





前述の通り、私は自己肯定感が低い人を
すぐに見つけ出すことが出来ます。

とはいえ、外見が派手だったり、
旅を良くしているから!
ということだけじゃ、さすがに私も分かりません。

一番自分のレーダーが引っかかるのは、
”自信の無さからくる悪口”をいう人。

これは、普通の悪口とは違う、

絶妙なニュアンスの違いがあるのですが、
どうしても文章ではお伝えできなくて
もどかしいです(笑)

とにかく、自信の無い人は、会話の端々で、
しょっちゅうそういう悪口を言っちゃう。

だから単純に、そうじゃない人を探せばいい。
と考えました。





そうして私はたくさんの男性と出会い、
そのうち無事に、

たいへん自己肯定感が高い彼(笑)と
お付き合いをし、

結婚することが出来ました。

結果、それはやっぱり私にとって、
とてもいい影響を与えてくれました。





自己肯定感の高い夫は、結婚する前も今も、

自分を尊重しているから、

私の言う事や行動も
同じように尊重してくれるのです。

どういうことでしょうか。

私は、 夫と結婚して過ごすうち、
気づいたことがあります。

それは、

自分を尊重し、自分に自信がある人は、
周りの意見を聞く余裕があるということです。

反対に、

自分を蔑(さげす)み、自分を疑う人は、
周りの意見を尊重する余裕はありません。

簡単に言えば、

自分を雑に扱う人が、
別のだれかを大切に扱えるわけがないんです。

頭の中でいつでも自分を否定する癖が
ついているのですから、

目の前の人のやることなすことに対しても
最初から否定的であったとしても
驚くことはありません。

夫は、自分のことも、私のことも、
周りの人、誰に対しても、
真向から否定する癖を持ち合わせていませんでした。

その思考が、私には薬のように染みわたりました。

自己肯定感の高い夫…つまり、

”頭から人を否定しない人”
”意見を尊重してくれる人”

そんな人と一緒に過ごす時間が長くなると、

だんだん自分自身でも、自分の意見や行動に
自信を持てるようになってきました。

つまり、

愛する人から、愛してもらえること。
そして、愛する人から、

「その考えで良い」と肯定されること。

ありのままの私を受け入れてもらえること。

それは、自分の自己肯定感をなによりも、
押し上げてくれる要因となったのです。





なので、自己肯定感が低くて、
悲しい思いをされている方がいらっしゃればぜひ、

自分を受け入れてくれる人と、
素敵な恋愛をしてみて欲しいと思います。

きっとその人との恋で、
あなたは変わっていくはずです。

また、その人はおそらく、
自分や家族を大切にしているひとでしょう。





ということで以上、私の体験談でした。
お読みいただき、ありがとうございました。

ちなみに、ここまで書いてふと思ったのですが、

きっと、親と子の関係も、
こうあるべきなのでしょうね。

見返りも無く愛してもらえて、
また、頭ごなしに否定されることもなく、

どうしてそう考えるのかまで
きちんと理由を聞いてもらえる。

”私”を尊重してもらえる。

そうして子供は自己肯定感の高い人間へと
育っていく…

もし子供が出来たなら、
夫がそうしてくれたように、わたしもそうしたい。

なんて思った金曜の午後なのでした。

ほなっ♪

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