二人目が欲しい私と反対する夫。とても辛いです。

わたなべ夫婦

このブログでは、私たちのラジオ「わたなべ夫婦のふたりごと」にて、皆さまから寄せられた人生相談への回答をまとめています。

本日は、

「私は二人目が欲しいのに、
夫が反対します。
どうしたらいいのでしょうか。」

というお悩みに対して、
お答えさせていただきます!

本日のパーソナリティ

【わたなべ夫婦】

  • ラジオ配信アプリstand.fmにて
    人生相談チャンネルを運営中
  • SNS総フォロワー数は23万人超え
  • 人生相談の累計回答数は1,500件突破!
  • 結婚7年目の夫婦。妊活はお休み中。
  • 二人とも元銀行員。妻はYouTuber。
  • 現在は不動産投資やブログを運営しつつ
    保護猫とのんびり暮らしてます。
目次

【一通目】どうしても二人目が欲しいのです

まずはラジオに頂いたレターをご紹介します。

「こぐまちゃん」

ゆみさん、だいきさんこんにちは。

ずっと悩んでいることがあり、
レターを送らせてもらいました。

私は30歳パートをしています。

夫は5歳年上で、
3歳で保育園に通う娘がいます。

娘は、イヤイヤ期で
大変に感じることもありますが、

純粋でかわいい言動を愛おしく感じたり、
毎日の成長に感動したりと、

大切に大切に育てています。

悩んでいることは、二人目についてです。

私は出産前から、
現在も二人目が欲しいと考えています。

ですが、夫は反対しています。

夫は、娘の将来…

例えば、兄弟がいたほうが
勉強や運動など切磋琢磨しあえる。

親が高齢化したときや、
悩んだとき助け合う相手がいたほうがいい。

等を考えたときは、
いたほうがいいと思うけど、

こんなに育児が大変だと思わなかった、
夫婦仲が悪くなるのが怖いという理由です。

私がほしい理由は、夫と同じ↑プラス
こんなに愛おしい存在がもう一人増えたら、

もっと幸せだろうな、
兄弟のふれあいがみたいと思うからです。

夫の反対する理由も痛感しており、
出産後、寝不足や初めての育児で
夫婦仲がいい状態とは言えませんでした。

現在も育児について口論になることがあります。

娘がかなりのママっ子で、パパが嫌!
何をするにもママがいい!状態で、

夫が拗ねて娘に意地悪する、
娘が泣いて怒って私がとめる…の日々です。

夫婦共にひとり時間を持ちたいので、
二人目が生まれるとそれが暫くなくなる、
のも反対の理由のひとつです。

ですが、5年後10年後を見据えたとき、
またひとり時間は持てるし、
やっぱり欲しいなぁと思います。

夫には、
俺が体力的にも年齢的にもきついから、

もし妊活するなら
今年限りと言われて焦っています。

私は子どもと関わる仕事についており、
仕事にいくたび、
ほしいなという気持ちになります。

お二人の考えを聞かせてもらえたら嬉しいです。

わたなべ夫婦

こぐまちゃん。
だいきがお答えします。

今回は、私は2人目が欲しいけど
夫が反対してて、どうしましょう…?

というご相談ですね。

そしてレターを読む限り、
旦那さんが二人目を嫌がっている理由は、

メリットが感じられないから。
といった話ではなく、何より、

「夫婦仲が悪くなるのが怖い」
ということが一番にあるのですね。





さて。こぐまちゃんは、

娘がかなりのママっ子で、パパが嫌!
何をするにもママがいい!状態で、

夫が拗ねて娘に意地悪する、
娘が泣いて怒って私がとめる…の日々です。

と書かれていらっしゃいますね。

もしかすると
「旦那さん、大人げないなぁ」
と思われたかもしれませんが、

僕はこれを読んだとき、

「旦那さん、こぐまちゃん家で
孤独を感じていそうだな…」

と、感じました。

もちろん、
3歳程度の子どもがママっ子で、

「パパ嫌、パパ嫌!」

となるのは、仕方ない…というか、
割とよくある話ではありますよね。

でも、その時に、
こぐまちゃんも娘の味方になって、

「あんた何してんの?」
「もう娘いじめんといて」

と言ってたとしたら、

家の中はいつも
【娘&ママ】対【パパ】になります。

そして、そのときの旦那さんは
完全に一人で、孤独だと思ったのです。





そんな風にして、
旦那さんは子供が一人増えただけで
なんだか居心地が悪くなった。

なのに、更にもう一人増えてしまったら…
今度は3対1になるかもしれない。

もちろん憶測ではありますが、

旦那さんには、こういう気持ちも
あるのかもしれないですね。

そして、
もし旦那さんに孤独感があって、

しかも日頃から、夫婦で
育児についてもよく口論になる…

という状況を考えたら、

僕は旦那さんが二人目が欲しいって
思えない気持ちも分かるんですよね。





そして、そう考えた時…
実は今回の一番の問題って、

「二人目が欲しい欲しくない」

「兄弟が居たほうがいい、
一人っ子の方が良い」

といったことではなく、

どうして私たちはいつも
子育てのことで喧嘩してしまうのか。

といったところの
夫婦仲の問題なのではと感じました。

だとしたら今後は
そこをちゃんと直視して、

どう向き合うか。
夫婦としてどう考えるか。

というのを話し合わないと、

旦那さんが安心して2人目頑張ろうか
という話にはおそらく、

ならないだろうなぁと思ったのです。





少し話は逸れますが、

僕は、夫婦喧嘩というのは
お決まりのパターンがあると思っています。

それはすなわち、
些細な夫婦喧嘩が多いご家庭は、

実はその喧嘩以前にすでに
根深い問題が二人の中にあって

それを解決していないから
喧嘩が絶えないということです。

多くの夫婦やカップルは
表面上の問題だけを見て

「今回のこれ、ごめんね」
といって解決させようとします。

でも、そうして表面を解決しても、
根本には大きな問題がまだ二人の中にある。

だから、何度でも喧嘩をくり返すのです。

じゃあどうすればいいかというと、
本質の部分を解決してあげること。

そうしなければ、
喧嘩は無くなりません。





で、こぐまちゃんのご家庭も同じく、

今は表面上の話し合いしか
出来ていない印象を受けました。

表面とは
「二人目が欲しい欲しくない」問題。

では、それよりもっと深くにある
二人の本質的問題は何かといえば、

例えば

「どうして私たちは毎回
喧嘩してしまうんだろう?」

というところであったり、他には、

「育児についてどうして
ここまで噛み合わないのかな?」

という問いもそうだし、また、

「夫は普段、どんな気持ちなの?」
ということも、本質部分です。

こぐまちゃん。

こぐまちゃんはまだ
話し合いをする過程で、

「あなたはそんな風に思っていたの?」

と自分たちの本音に初めて気づいたという
経験、無いですよね?

一度、そういう気づきがあるところまで
徹底的に話し合ってほしいのです。

そして、そうやって
本質がある程度クリアなったとき、

ようやく何が問題か
見えてくると思います。

そこまでいけば、もしかすると、

「前回の反省を踏まえて、
二人目のときはこうしてみようね」

という具体的な策が
出てくるかもしれません。

(家事のことなのか仕事のことなのか、
育児の方針なのか、
その中身は分かりませんが…。)

とにかく、

「私は2人目が欲しい。」
「いや俺はもうこれ以上は嫌や」

みたいな、そういう表面上の
話し合いはこれ以上しても無駄なので、

ぜひ本質的な話し合いを
してみてくださいね。

そしてこぐまちゃん。

旦那さんにはもっと、

「娘がパパ嫌ってなってて、
寂しかったよね。」

と、寄り添ってあげる姿勢を
ぜひ示してあげてください。

”夫が拗ねて娘に意地悪する”
なんて表現をしていては、

旦那さんの孤独は増す一方です。

旦那さんが2人目について
考える余地が出てくるのは、

きっと今抱えている寂しさや悲しさに
寄り添ってもらえた時かなと
僕は感じました。

とにかくしっかり、
向き合ってもらえればなと思います。

頑張ってください。

【二通目】夫はやっぱり二人目反対。聞く耳を持ってくれません

それから数か月後。

また、こぐまちゃんから
レターを頂きました。

「こぐまちゃん」

前回はお返事ありがとうございました。

あれから夫婦で
何度も話し合いましたが、

夫は子供は一人のみと意見は曲げず、

私も一人っ子のメリット…

一人にお金をかけられる、
自分の自由な時間が持てるなどを
自ら言い聞かせ毎日を過ごしましたが、

どうしても本音は二人目が欲しいのです。

夫に伝えても聞く耳を持ってくれません。

私は数年前から仕事を
かけ持ちしているのですが、

かけ持ちする前、

「二人目育てるならお金が心配」
と夫が言っていたので、

「じゃあ私がもっと稼ぐ」
「後からやっぱり二人目なしとか言わないでね」

「うん、わかった」

とやり取りがあり、
仕事量を増やしました。

しかし、最近では
冒頭のようなことを言います。

「かけ持ちする前に夫婦で話したよね」
と聞いても、

「そんなこと言った覚えがない」

「今は住宅ローンもあるし、
長女の養育費稼がなあかんやろう」

と、本当に覚えていないようなのです。

長女は

「ママのお腹に赤ちゃん来てほしいな。」
「いっぱいお世話してあげたい。
いつ来てくれる?」

と何度も話すので、

私も本当は欲しいよと思いながら
辛くなってしまいます。

一体どうしたらいいのでしょうか。

父親に望まれて生まれないと、
生まれてくる子もかわいそうかなと思います。

私の気持ちを押し殺して、
自然と二人目を求めなくなるのを

待つべきでしょうか。

引き続きレターいただきました。

そうですね…
まず、こぐまちゃんは

私の気持ちを押し殺して、
自然と二人目を求めなくなるのを

待つべきでしょうか。

と僕に尋ねてきていらっしゃるのですが、
正直に申し上げて
「べきかどうか」なんて知らないです。

こぐまちゃん。

それはご自身で決めることですよ。

ご自身が選ぶことなんですよ。

だって僕が
「二人目は諦めるべきですよ」
って言ったら、諦めるのですか?

そういう問題ではないですよね。

もちろん、今とても苦しいとは思います。

けれども、ご自身の問題を
投げだしてはいけませんよ。





そして、僕はこぐまちゃんに
お伺いしたいことがあります。

それは、

前回勧めた「本音の話し合い」を、
ちゃんとされましたか?

ということです。

僕にはまだ、
されていないように感じたのですが、

いかがでしょうか?

こぐまちゃんはきっと今もまだ、

「私は二人目が欲しい」
「二人目にはこんなメリットがあるの」

と、そんな表面上のことしか旦那さんに
伝えていないのではないでしょうか。

前回、僕はこぐまちゃんに対して、

そもそも旦那さんの気持ちに
理解を示してあげてね。

そして、どうして喧嘩してしまうのか、
本質的なところを話し合いしてね。

という話をしました。

くり返し同じアドバイスをすることに
なるのでこれ以上は割愛しますが、

とにかく感情のぶつけ合いというか
腹を割って話すというか、

それを一回してみないと
何も状況は変わりませんから、

一刻も早くそこを進めてくださいね。





そして、今回のレターでは
「お金が心配」みたいなことが
新たに出てきましたが、

もちろん、
お金も心配だと思います。

でも、こぐまちゃん家の
一番心配事はお金のことより、

育児を通して夫婦仲が悪くなる
ということだと思いますので、

お金のことは今は
考えなくて良いかと思います。





あと昔、
夫が「二人目いいよ」って言ったのに
忘れてる!という件については、

ムカムカするかもしれませんが、
仕方ないと割り切ってください。

もちろん、こぐまちゃんからしたら
絶対あった事に違いないのですが、

旦那さんは覚えてない…

あるいは、
覚えてるが認めていない事を、

言った言わない
という話になっても拉致が開かないし、

真偽を追求しても
仕方ないかなと思います。

そんなところよりはもっと、

夫の気持ちを知る方向に
舵を切ってください。

そこにエネルギーを使ってください。





そして最後に。
こぐまちゃんは、

父親に望まれて生まれないと、
生まれてくる子も

かわいそうかなと思います。

と書かれていますが、僕は、
そんなことは思わないんですよ。

別に望まれてようが望まれてなかろうが
生まれてきたら生まれてきたわけで、

それを勝手にね、
他の人がこの子は可哀想とか、

決めつけるのはどうかなって
僕自身は思います。

だって母親に望まれて生まれない子とか
父親に望まれて生まれない子、

いろんな経緯で生まれる子は
世の中たくさんいるわけで…

じゃあその全員が可哀想かっていうと、
別にその子はその子の人生を生きている。

反対に、望まれて生まれたから幸せなの?
っていうと、それもどうかなぁと思います。

だから、そういうことは可哀想だとか勝手に
決めつけられることではないし、

そもそもこぐまちゃんはそんなことを今、
気にしなくて良いと思います。

今は生まれてくる子が
どうこうっていうより、

夫とどう話すか。
どう気持ちを共有するか。
っていう部分が一番大事なので。





年齢的なタイムリミットで
焦る気持ちもあると思いますが、

僕からお伝えできるのはとにかく

「本音で話し合ってください」
ということで、

これ以上もうお伝えできる事はありません。

ご家族で幸せな道を、
進んでいけますように祈っております。

【追記】お返事いただきました!

レターを送ったこぐまです。

私の悩みに答えて下さりありがとうございます。

冷静に考え、話し合っているつもりでも、
夫の本心を受け入れず、

自分本位な考えになってしまっていたなと
反省しました。

父子関係が良くなるようにつとめたり、
夫に優しく接するように意識してみます。

夫のいいところを見つめ直して、
夫に対する見方を改め直してみます…

ご意見、
とても参考になりました。

本当にありがとうございました!

今回、取り上げたラジオはコチラ(1通目)

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