離婚家庭で育った彼にプロポーズさせるには？

本日は

「離婚家庭で苦労して育ち
両親に嫌悪感を抱いている彼が、

結婚に対して良いイメージが無く
プロポーズしてくれません」

というお悩みに対して、
お答えさせていただきます！

お互い結婚したい気持ちはあるのに…

まずはラジオに頂いたレターをご紹介します。

 「匿名」さん

正直にお答えします。

まず、結論からお答えすると、

彼に結婚願望はありません。

そして、
彼は子供が欲しくありません。

匿名さん。

とても厳しいことをお伝えしますが、

匿名さんは、
彼の事を思いやっているようで、

実はやっていることのすべてが
自分の思い通りにしようとしていること、

気づいていらっしゃいますか？

と書かれていますが、
それは事実ではありません。

今の匿名さんは、

自分本位に突っ走り、
事実を歪んで受け止めています。

そして、その原因はおそらく
「焦燥感」です。

だから今回、私は匿名さんに、

まずは冷静に今の自分の状況を
把握してもらった上で、

「このままでは幸せになれない」
ということに気づいてほしいのです。

そしてその後、
結婚に関する優先順位を定め、

ご自身にとって最善の人生の選択をして、
幸せになってほしいと思います。

ということでまずは、

匿名さんの本当の気持ちを
一緒に考えてみたいのですが、

匿名さんはレターの中で、

と仰られています。

彼の事が本当に大好きで
大切だという事は、

このレターで私にも
しっかりと伝わりました。

しかし一方で、

という本音もあるとのこと。

「結婚するなら絶対、
彼じゃなきゃダメ！」

と言う割に、待つのは1年が限界。

これは…すこし、変ですね。

だって、

本当に”彼だけ”なら
彼と結婚できるか諦めるしか、

選択肢はないはずです。

でも、
実際問題はそうでない理由を、

匿名さんはご自身で
書いてくれていました。

つまり今、
匿名さんの心の中にある本音は、

もちろん彼と結婚したい。
ということもあるけれど、

おそらく天秤にかければ、
”彼と”よりも、

「結婚しているという
ステータスに早く到達したい」

という気持ちの方が大きいのでは
ないでしょうか。

ここでなぜ、
私がそう感じたかと言えば、

それは冒頭でもお話した通り、
今の匿名さんが

事実や彼自身の事が見えなくなるほど
焦燥感に襲われている

と、お見受けしたからです。

まず、彼のことについて、
事実をまとめてみましょう。

彼は、

等々の複雑な感情があって、
その上、

とのことでしたね。

つまり、彼はご両親が大嫌いで、

自分の子供を作ることに
ひどい嫌悪感を抱いている。

というのが、彼にとっての
【揺るがない事実】です。

しかし、この事実がある上で、
匿名さんはこうおっしゃる。

匿名さん。私はね、

この願望は全く問題ないし、
自由に願って良いと思うのです。

でも、彼との結婚を望むなら、
「選択肢は無い」と断言する前に、

それがどういう意味なのか。
気づくべきことがあると思うのです。

それは、なんの解決もしないまま、

匿名さんは彼が嫌がることを
強要しているという事実に、です。

匿名さんは、

彼の本音を聞いたとき、
こう話をしましたね。

これらはつまり、

「結婚の責任はすべて私が引き受けます」
といった意味合いで、

彼を安心させたかったのですよね。

でもね、匿名さん。
冷静に考えてみて欲しいのです。

これらの言葉は果たして
ひどい恐怖心に苛まれる彼に対して、

本当に安心してもらえるような
言葉だったのでしょうか？

そもそも、匿名さんは
下記のように書かれていらっしゃいますが、

これ…私からすると、
少し違和感のある言葉なのです。

確かに先の事は誰にも分かりません。

しかし、今の彼の気持ちは？

その上、

彼のご両親や自分の遺伝子を
残したくないという恐怖心は、

仕方ない程度のことで、
割り切れることなのでしょうか？

そのくらいの問題だと思えても、
それは匿名さんの主観の話。

いいですか、匿名さん。

彼にはもう既に不安があるのです。

考えてもしょうがない、ではなく、
そこにあるのです。

そしてその不安はずっしりと深く太く、
彼の中に根付いています。

それは、相当根深いもの。
そう簡単には割り切れないもの。

この事実をね、

匿名さん。
あなたには、見えていますか？

私は経験したことがないので
ただ想像することしかできません。

でも、彼にとって結婚や、

特に子どもを作ることは相当、
怖いと思いますよ。

それは下手をすれば一生、

乗り越えることが出来ないほどの
大きな恐怖心であると思います。

にも関わらず、
そんな大きな問題を

「私のためだと思って乗り越えて」

というのは、ハッキリ言って
優しさでも勇気づけでもなんでもない。

それらの言葉は、
あなたのためでしかない。

そして、今の匿名さんは、

これらを自分の為だとは微塵も思わず
彼のためだと思って発言してしまうほど、

彼の気持ちが分かっていない。

その原因は、冒頭でもお伝えした通り、

匿名さんが「結婚」という焦りに
飲み込まれているから、です。

なので仮にもし、匿名さんが
もう少しだけでも冷静に、

彼の気持ちへ
寄り添うことが出来たのなら…

彼に対してかける言葉や、

結婚に対する提案が、
もっと違うものになる

と私は思います。

もちろん、結婚に対して、
焦燥感を抱くのは誰しも至極当然ですし、

何も問題ありません。

それに、20代後半で
交際4年という背景を汲み取れば、

より一層焦るお気持ちも、
大変よく分かります。

しかし、忘れないで頂きたいのは
結婚とは「二人の契約」なのです。

二人が「そうしたい」と願わない限り、
その契約は交わされないのです。

ですから、匿名さんが結婚して、
特に子供が欲しいと未だ望むのであれば、

正直に申し上げて、このままだと
彼との結婚は難しいと私は思います。

何か彼にとって衝撃的な出来事でも、
起こらない限り…。

さて。匿名さん。

これから時間をとって
ゆっくり考えて欲しい質問を、

投げかけます。

まず、匿名さんは、
”彼と一緒にいたい”のでしょうか。

それだと同棲している
今のままで良いということになります。

それとも、

”結婚している”という状態に
なりたいのでしょうか。

そして、結婚は、
必ず1年以内なのでしょうか。

また、子供を持つことは
絶対に譲れない願望なのでしょうか。

最後に、仮に事実婚では、
いったい何がダメなのでしょうか。

これらの選択肢で悩み苦しくなるのは、

匿名さんが自分で
そうしているからです。

自分で、

「一年以内」

「事実婚ダメ」

「子ども絶対」

といったルールを作り、
それを自分や彼に課している。

なのでね、匿名さん。

一旦、落ち着いて、
これらのルール見直ししましょ。

なぜこのルールが、
匿名さんにとって必要だったのか。

そして本当に今も必要なのか。

まずはこうやって
ご自身の優先順位をハッキリさせること。

そして、それが分かったら次はいよいよ、
その優先順位に沿った選択を下すのです。

嫌だという彼に”お願い”をする
平行線からはもう、抜け出すのです。

何を選んでも、後悔はつきものだから、
どうか自分の気持ちを優先してください。

最後に。

私は、きっと匿名さんにとっては
混乱している今がどん底だと思います。

しっかりと道筋を見直して
決断した匿名さんであれば、

これからは幸せにどんどん
近づいていけると思います。

大丈夫。

結婚した女性の大半は、

「私は必ず結婚するの」
とハッキリ決め、

ブレなかった女性が多いのです。

匿名さんは、その目標に向かって
真っすぐに向かってる印象がある。

だからきっと大丈夫です。

その相手が誰かは、私には分かりませんが、

それでも、行動できる女性には
きっと良い結果が訪れますから。

心から応援しております。

ほなほな。