決断できない自分を責めないで―結婚と人生の分岐点で悩むあなたへ

わたなべ夫婦

こんにちは。心理カウンセラーのわたなべ夫婦です。

本日は、

「結婚を決断できず悩んでいます。価値観が合わず異性として見れないが、婚活に戻る気力もありません。自分の優柔不断さにも嫌気がさしています。」

というお悩みに対してお答えさせていただきます!

目次

結婚を決断できない自分が嫌になる…どうすれば?

まずは読者の方から頂いたご相談内容をご紹介します。

今回のご相談

ずっとモヤモヤします。私34歳、彼氏37歳。付き合って3年、同棲2年。やはり結婚に踏み切れません。

相手は真面目で論理的、家事もやり愚痴も聞いてくれます。ただ、ザ理系タイプの人で、神経質、趣味や価値観は真逆です。

また、お互い様ですが、異性として見れません。友人や路上でラブラブのカップルを見ると胸がキリキリと痛みます。

このような感情のまま結婚してよいのか、どうしても決断できません。

ただ、あのハードな婚活に舞い戻る気力もありません。結婚はしたいです。

これは相手云々ではなく、決断できない自分の問題ではと薄々思ってます。

思えば、大学院に行こうと数年前に思い立ち、文学、心理、哲学等の書籍を読み漁るも、未だ専攻を決められません。

また、生涯かけて何かに打ち込みたいと、これまで、通訳学校、観光ガイド、法律、絵画、小説応募などに手を出すも、どれも半年ほどで、なんか違うなと辞めてしまいます。

何も決断できない自分に心底嫌気がさし、母からも、手のつけようがない阿保だと呆れられました。

なぜ、私は決められないのでしょうか。

このような悩み(愚痴?)を発する場を設けてくださり、ありがとうございます。  

わたなべ夫婦

レターありがとうございます。
ご相談にお答えします

決断できない自分への悩み

うーん、なぜ私は決められないのでしょうか。
決断できない自分に問題があるのでは?

これが、匿名さんが最後にたどり着いた結論のようですね。

ただ、その前提として、結婚に踏み切れない。 結婚はしたいけれど、この人でいいのか決められない。 だからこそ、やっぱり「決断」というテーマに行き着くのでしょう。

どうしましょうかね。

お母さんに「手のつけようがないアホ」と言われるのは、かなりショックですよね。 自分自身でも決断できないことに嫌気がさしているのに、 さらに母親からも「もう手がつけられない」と言われるのは、余計に辛いものです。

本当に結婚したいのか?

率直に思ったことをお伝えすると、 匿名さんは「結婚したいです」と書かれていますが、本当に結婚したいのでしょうか。

「結婚したい」という気持ちがあまり伝わってこなかったのが正直なところです。 もちろん、結婚したい気持ちはあるのだとは思います。

でも、それは「結婚」という形そのものを求めているのでしょうか? それとも、今付き合っている彼とは違う誰かと結婚したいのでしょうか?

ただ、婚活に戻る気力もないし、独身は嫌だ。だから結婚したい。 相手もいるし、「この人でいいかな」と思うけど、やっぱり踏み切れない。

そういう心の揺れを感じます。

匿名さんは「なぜ結婚したいのか?」を改めて考えてみてもいいかもしれません。 もちろん、人を納得させるような理由は不要です。 ただ、自分自身の中で「結婚したい理由」がはっきりしていないと、 決断を下すのが難しいのではないでしょうか。

大学院への進学について

順番が逆のような気がするんですよね。

「大学院に行こう」→「じゃあ専攻を決めよう」ではなく、 「学びたいことがある」→「だから大学院に行きたい」 という流れのほうが自然ではないでしょうか。

例えば、

  1. 心理学を学びたい
  2. だから心理学の大学院に行きたい

というように。

大学院を目指す理由が明確であれば、専攻も自然と決まってくるはずです。

多趣味なことは才能

通訳学校、観光ガイド、法律、絵画、小説応募……。 匿名さんは、本当に多くのことに挑戦されていますね。

これはむしろ才能ではないでしょうか。

ただ、どれも「生涯をかけて打ち込みたい」という強い目的意識があったわけではなく、 「やってみたけれど、何か違うな」と思い、やめてしまったのかもしれません。

でも、それは悪いことではありません。

通訳、観光、法律、絵画……。 実際にやってみて「違う」とわかったのなら、 それは決して無駄な時間ではなく、むしろ前進している証拠です。

「これは違った」

そう気づけたことも、立派な決断のひとつです。

決断している自分に気づく

「私は決められない」と悩まれていますが、 実は匿名さんは、しっかり決断をしているんですよ。

  • 「やってみよう」と思い、新しいことを始める
  • 「違うな」と感じたら、やめる

これはすべて「決断」です。

結婚についても、今「決められない」ということは、 「まだ結婚しない」という選択をしているとも言えます。

大学院についても、専攻を決めていないということは、 「まだ決めない」という選択をしているということ。

視点を変えれば、匿名さんはきちんと決断をしているのです。

決められない自分を受け入れる

「決められない」と悩むのではなく、 「今は決めなくてもいい」と思ってみるのも一つの考え方かもしれません。

結婚しなければならない? 大学院に行かなければならない?

そんな焦りや不安を抱えているように感じます。

でも、どんな自分もOK。

決められない自分を責めるのではなく、 「今は決められない時期なんだ」と認めてあげる。

そして、「決断できない自分」ではなく、 「必要なタイミングで決断できる自分」と思うことも大切です。

焦らず、自分を大切に

もし話したいことがあれば、個別セッションなどで 一対一でお話しする機会もありますので、 興味があればぜひお話を聞かせてください。

結婚、大学院、そして生涯をかけて打ち込めるもの——。 その奥にある気持ちや価値観について、 一緒に整理していけたらと思っています。

レターを送っていただき、ありがとうございました。

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