私にはハマりがちな沼現状があった。
それは
「服が、無い」
という悩みだ。
ここ最近の私はまたも
この沼にハマってしまい、
日々
「服が無い!無いよー!」
と取りつかれたように焦り悩み、
近所のイオンを
走り回っていた(笑)
思い返せばずっと昔から、
このセリフを
言いづけている気がする。
実家の押し入れを探り、
「服、無い~」
と文句を言うと、
「いっぱいあるやん!」
とよく、母に怒られた。
たしかに、ワードローブには
いくつもの服がかかっていた。
でも、今着たいと思える服が
無いのだ。
そんなことを、
32歳になった今も繰り返している。
「いっぱいあるやん」
と言うのは
母から夫へと変わったけれど(笑)
ときめいて買った服は
自分の中で
とうに旬を過ぎてしまい、
なんだかどれを着ても
いまいちワクワクしない…。
「なんか…
買い方が下手くそなのかな?」
と思って
本当に好きなものを
買うようにしたって、
結局、数か月でくすんで見えた。
買っては飽きて
「服ないない」と騒いで、
切羽詰まる思いで買い物をして
また飽きて。
「なんでこうも、
同じことを繰り返すのかな?」
これまではこんなことを
疑問にすら思わなかったけれど、
最近成長した私は
今までとは目の付け所が
ちょっと違う(笑)
こうして悩みに支配され
「今」を生きられないことが
とにかく嫌なので、
この現象を自分で
深堀してみることにした。
以前から受けているコーチングでよく
「目の前の悩みは悩みじゃない」
ってことを教わっていたんだけど、
最近ようやく、
そのことが本当だと腑に落ちた。
同時に、
「今望んでいることは
本当の望みではない」
ということも、
とてもとても
よく分かるようになってきた。
つまり、
「悩みや望み」は
もっともっと奥にある
本当の願いを
叶えるための手段として
自分が作り出してるだけ
ってこと。
で、そう考えると、
洋服無い無いと悩むのも、
可愛い洋服が欲しいと
望むことも、
何か私の中のマボロシ
(本当の願い、もしくは怯え)
がそうさせている可能性が高かった。
ということで、
何がそうさせているのか?
深堀すべく、
セルフカウンセリングをしてみた。
まず、
「おしゃれをしないと、
私はどうなるの?」
と自分に聞いてみたら、
「恥ずかしい」
との答えが返ってきた(笑)
あー分かる分かる。
じつに私らしい答えです(笑)
この前も大阪に
一人でお買い物に行ってきたんだけど、
「せっかく大阪に出ますから」
ということで、
自分なりにおしゃれに感じた洋服で
意気揚々と出てみたものの…
大阪に着くなり、
周りがおしゃれ過ぎて
まさに「恥」を感じた。
急に自分が野暮ったく思えたのだ。
(この日は朝から少し嫌なことがあって、
そもそも理想の自分でいる意識が
欠けていたのも大きかった)
「こんな格好で来ちゃって
ごめんなさい…」
って変に罪悪感を
(無意識に)抱きながら、
お買い物をした。
お店に入ってもつい、
自信がなくってモジモジしてしまう。
しまいには、
「私はもう、
田舎のイオンに帰ります」
という謎のセリフが頭の中で
リピートされる始末だった(笑)
そうか…
素の自分には
めちゃくちゃ自信ない自分が
まだいるんだなぁ。
その自信の無さが、
急き立てているのかな?
うーん。
でもなんかまだ、
本質とは少し遠い気がするな…。
逆に、
「おしゃれをすると
どうなる?」
とも聞いてみた。
うん、おしゃれをすると、
「特別になれる!」
「愛してもらえる!」
と私、即答。
そっか(笑)
そんな思い込みがあったら
命がけで洋服探すよなぁ(笑)
と、一人でにんまりしていると、
ある思い出がよみがえってきた。
小学3年生の頃、
よく覚えてないけど、
当時の私はしっかり陰キャだった。
そんな影のような存在の私が
ある日、
これまたユニクロで買った服を
着ていったら、
カースト上位の女の子に
「それ、どこの?」
と突然聞かれたことがあった。
急に声をかけられたことに
とてもビックリして、
おずおず小さな声で
「え…ユニクロ…」
とだけ返事した。
ふーん。と口を尖らした彼女は、
去り際に
「いいね。私も買おうかな」
と呟いた。
…という、短い出来事がまぁ、
当時の私には
すごくうれしくって(笑)
空気みたいな存在の私に
声かけてもらえたことも、
そんな空気の私のお洋服が
彼女の目に留めてもらえたことも、
なんだか甘いはちみつを
ペロペロしたときのような
とろける心地だった。
なんか、それが
キッカケだったのかなぁ?
おそらくそのあとだったと思う。
勇気を出して、
近所のダイエーで
普段は絶対買わない
うるさいほどの星マークが
散りばめられたTシャツを
買ってもらった時は、
もはや無敵になった気がした(笑)
目がチカチカしてしまうような
黄色い布地のTシャツを着て、
「今日の私は、
とんでもなくイケてる!!」
って喜んでたのを今、
思い出した(笑)
そっかそっか…
なんか腑に落ちた。
「私は基本的に空気だけど、
おしゃれをすれば、
声をかけてもらえる」
って私は思ってたんだ。
なんか………
泣ける(笑)
つまり、私にとって
洋服とは相手から
注目してもらえるツール
だったんだ。
うーん、だとすれば…
一度褒められたお洋服は
その時にもう、
「注目してもらう」という役目を
果たし終えているじゃないの。
だからもしかして、
「いつも服が無い」
って思っていたの?
私よ…。
「服は、空気みたいな自分が、
声かけてもらうための
大切なツールなんだよ!」
「だから同じ服ばっかり着てたら
ダメなんだよ!」
「そんなんじゃ、
声かけてもらえないよ!」
って、必死で自分が
自分を助けるために、
内から声をかけてくれていたの?
あぁあ、絶対そうだ…(笑)
だからお気に入りでも
人目に晒されるほど、
くすんで見えていってたのね…
ということで、ブログを書きながら
また新しい自分を発見してしまった。
人に話しかけてほしいから
お洒落しなきゃって思ってる自分…
なんと可愛いことよ(笑)
まぁ…しゃあないな。
そんな自分もいるのは、
よろし。
本気で私を愛して
守ろうとしているのだから、
今後もおったらよろし(笑)
ただ問題は、
お洋服を買いに行ったり
お洋服を選んだりするときに、
無意識でその子に
支配されること。
こればっかりは問題で。
だって今までそれに
苦しんでいたのだから。
でも今日、正体掴んだから…
たぶん、もう大丈夫だと思う。
今後、もし私が、
「洋服、無い無い」
と騒ぎたくなったり
「洋服買いに行かなきゃ!!!」
と血相を変えて
買い物に出かけたくなったときは、
「本当に私は今も空気なのかな?」
と聞いてみることにしよう(笑)
「本当におしゃれしてないと、
誰からも声を
かけてもらえないのかな?」
って。
もちろん、最近の私は
そうは思ってない。
私は、息してるだけで価値ある。
って思ってる。
(まだ結構な頻度で自信無くすけど。笑)
それは今だってそうだし、
陰キャだったあの時も
そうだったんだよ。
ゆみちゃーん。
私が私を愛しているから、
もう怯えてなくて大丈夫なんだよ~。
自分の好きな服を選んで、
好きなだけ同じ服を着まくって、
お洒落だって、
自分のご機嫌のためにしたらいいのよ。
ということで、今後は
「お洒落しないと注目されない」
と怯えるゆみちゃんと、
共存していくことになりました(笑)
おもしろかった(笑)
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
comment
コメント一覧 (4件)
ゆみちゃん、思わず全く同じ共存の中にいたのでコメントします
わたくしも同じ現象に陥ってまして、専業主婦なのですがいざ出かけるとなると服がないないーの口癖で、旦那はリカちゃん人形やなーってクローゼットみては嫌味半分の面白おかしく言いますが、当の本人はぜんぜんワクワクもしてないし、きっと安いもの買えた自分に満足している服のオンパレードなのでワクワクしてないのです。とにかく掘り出し物みつけた日には
最高な気分で買っている自分もいるし、
きっと今の自分には無理して憧れていた服を買ってもその瞬間は最高な気分の自分もいる。
正解はないのだと。
最近していることは、なにかとなぞの保険を自分にかけてます。
自問自答です。
この人がお薦めしてて同じの買ってもなんか違うよなーと思っていたり、セールやからとりあえず買っておこう!安く買えた満足!みたいな
それをやめて。最近だと骨格診断など応用して、今の自分はこれ着てワクワクする。これを着て出かけたい!っていうものを選ぶようになりました。
それが出かける予定がなくてもw
とにかく、わかるーーーー!と思いましてコメントしてしまいました♀️
ワクワクお互いにしましょう!!
たたまるさん
コメントありがとうございます(#^^#)
これを着て出かけたい!っていうものを選ぶようになりました。
それが出かける予定がなくてもw
↑
これ読んだとき「それだーーーー!!」
って思いました!(笑)
出かける用事が無い時に買った服ほど、
とても長くお気に入りだったりします。
逆に「これに着ていくための服」
と無理やり買った服が、
ワクワクしない…
わ~素敵なこと気づかせていただけて
とっても嬉しい♡
ありがとうございます!
一緒にワクワクしていきましょ(#^^#)♪
今日まさにZOZOTOWNで服が無いー!!と見ていたところだったので、すごく共感して見させて貰いました!
たしかに…その奥の望みや恐れを考えたことがなかったです
私は根っこに無価値感があることは分かっていたのですが、ゆみさんの問いかけで、私ここでも無価値を感じていたの?と妙に納得しました
おしゃれをしないと見捨てられる、飽きられる、注目されない、恥ずかしい…私はなんて無価値なんだ~~と
そんな自分にまた新たに気付くことができ感謝です✨
ワクワクしながら服を着る自分もいるはずなので、そういう楽しむ自分がいる時、自分のために服を買いたいな~と思いました☺️
か:-)さん
服が無いー!
からのZOZOTOWNの流れ、
めっちゃ分かります笑
そっか、か:-)さんにも
根っこに無価値観があるのですね。
「そんな自分にまた新たに気付くことができ感謝です✨」
↑
わーとっても嬉しい❤️❤️
何よりか:-)さんがご自身のことを
とっても大切に日々されていることが
伝わってきたのが嬉しい❤️❤️
だっていつもご自身のことを大切にしようって
意識があるからこそ、
気づけるわけですから、
本当に本当に素敵です♡♡
一緒に自分のために服を買って
わくわくしながらお洋服楽しみましょう♡