どんな自分をも許して愛する…という難しさ

ここ最近の話の繰り返しになるけれど、
最近の私は未来の自分で生きている。

その未来の自分とは、

【自分を愛し他人と愛を共有し合い
生きる喜びを知っている私】

なのだけれど、ここ最近、

この目標がすこしズレて、そしてまた、
自分を愛せなくなっていたことに気づいた。

今日はその話をしたいと思う。





”未来の自分で生きる!”

と決めた直後、たまたま
心理学の講座に行く機会があった。

その空間は顔なじみも多かったので、

未来の私を初めて試す場に
ちょうどいいと考え、

「今日の私は未来から来た。
この場にいるみんなを愛しまくります!」

と、私は高らかに宣言をした。

そうして気合を入れ、
一日を過ごした後…

私の頭に真っ先に浮かんだのは
よく頑張った!よりも、

「なんか…うまくできなかった…」
という、自分への失望だった。

一日の中で後悔した場面が
頭に浮かんでは消え、

いろんな人への配慮…
つまり愛が足りなかったと自責した。

あの時、きっと
あの人を心細くさせてしまった。

あの時、あの人にもっと
違う言葉をかけるべきだった。

あの時、みんなのために
行動できなかった…

未来の私なら、
絶対うまくやってたのに。

今日の私は、
未来の私になり切れなかった。

それって…失敗だ。

「私、上手にできなかった…!」

と、私はこの時から、
失敗した自分を責め始めた。

それからだ。
未来の自分にモヤがかかり始めたのは。





そうして、なんとなく未来の自分、
理想の自分が見えなくなってきた中で、

私は
「なんでも食べるチャレンジ」を始めた。

そうすると恐ろしいことにその時、

私の主導権を握っていたのは
なんでも受け入れてくれる優しい自分ではなく

厳しい私(鬼軍曹)に戻っていたらしい。

鬼軍曹は私に、

「なんでも好きなだけ食べるって決めたな?
じゃあ食べろ!もっと食べろ!」

と、めちゃくちゃに叱責してきた。

「なんでも好きなだけ
食べるって言ったやろ?」

「口が寂しいならお腹いっぱいでも、
満足するまで、食え!!!」

「お前が食べるって決めたんやろ!」

と、もうお腹いっぱいなのに、
どんどん食べさせようとしてきた。

とにかく私は何かに
急かされているような面持ちで、

おえおえしながらお菓子を食べた。

食べて食べて、食べまくった。
もちろん、

これまで我慢してきたおかしを思う存分
食べまくれることに幸せも感じた。

けれども最終的には幸せを飛び越え、
苦痛になった。

無理に押し込んだ後は気分が悪くなったし、
太る恐怖もこみ上げてきた。

これでいいのか私?なんて考えて、
なんだかもうめちゃくちゃな気持ちになって、

結局チャレンジ開始2日目にして
お風呂の中で泣いた。

「た、食べるの、つらい…」

私は、自分の人生を自分で選択できる。

だから今その瞬間から、
理想の自分の生活をすることはできた。

心地がいい量だけを食べるという、
理想の食生活を。

なのに、
私はずっと食べることを抑圧してきたから、

その我慢を取り返すほど食べて、

まず心を癒さないと
前に進むなんて、嫌だ!と思った。

でも、これ以上
こんな食べ方もしたくない…

「どうしたらいいんだろ…」

深い沼にハマった感覚だった。

「もっと食べたーい!」
と騒いだり

「太るー!ぎゃー!!」
と恐怖に喚いたり

「決めたことは
最後まで実行しろー!」
と怒っていたり

いろんな私が私の中で
大騒ぎをしていた。

ただ、どの子も今の私には
手に負えなかった。





その時はおそらく、

ものすごく沈んだ顔で
お風呂から上がったのだと思う(笑)

夫が「大丈夫?」と声をかけてくれた。

かくかくしかじか、
上記のことを話す。

と、とてもいい返事をくれた。

「ハーンはさ、どんな自分も
許せる自分になりたいんでしょ?」

「でも、その自分って
講座の時から消えてない?」

って。

私はてっきり、

食べるチャレンジのところから
歪み始めた気がしていたけれど、

始まりは講座のところからだったことに、
ここでようやく気付いた。

確かにあの瞬間から私はまた、
どんな自分も許せる自分ではなくなっていた。

そうして「許せない…!」
という気持ちを抱えたまま、

また厳しい自分で生きようとしていた…。

な、なんてこった。

こんなにも簡単に
元の自分に戻ろうとしていたことに、

まったく気づかなかった自分にも驚いた。

マイコーチは何度も

「理想の自分で生きようとしても
元に戻ろうとする力はエグいで」

と言ってくれていた。

なのに気づかなかった…。





私は未来の自分で生きる!と決めた。

それってどんな自分だ?

私は、他人を上手く愛せなかった。
そんな自分が許せなかった。

そしたら厳しい自分がまた主導権を握り、
その子にお尻を叩かれて食べまくった。

結果食べすぎて恐怖を感じ、
この先どうしたらいいかわからなくて泣いた。

けど、

これらをも、ぜーんぶ許すのが、
本当の私なんだよ。

ゆみハーンよ。

うまく愛せなかったね。

許せなかったね。

厳しくなっちゃったね。

食べすぎたね。

怖かったね。

泣いちゃったね。

でも、良いんだよ。

私はそれで、いい。

それでも愛してる。





そう思うと、
心が溶けていく感じがした。

そして、大切なことにも気づいた。

それはなんと
最初に掲げた理想の自分は、

自分を愛し他人を愛せて、
愛を共有し合い、
生きる喜びを感じている私。

だったのに、
いつの間にかそれが

【自分を愛し、他人を愛し、
世界を愛し、人生を謳歌している私】

と、理想がズレていたことに…!

ほんの些細な言葉の違いだけれど、
私の中ではかなり大きな違いがある。

他人を愛することを

自発的に意識してやることは、
私の未来ではない気がする。

私の最初に思った理想の未来は…

私のあふれる愛で
他人を勝手に包み込みこんでしまう。

という状態だ。

こちらの方が、私の中の正解に近い。

愛するではなく、
勝手に愛が伝わる。愛せてしまう。

そう、これだ。

ならば、今やることは、
溢れるほどの愛を自分に注ぐこと。

これしかない。

人を愛したいならば
私がまず自分を溢れるほど、愛するのだ。





なんだか羽陽曲折したけれど、

このとても大切な気づきを
掴むことができて、

私は今、幸せだ。

結構気持ち的には
大変な数日を過ごしたけれど、

それもどんな自分をも許し、愛するために
必要なステップだったのだと、

今は思う。

ほなほな。

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コメント一覧 (4件)

  • どんなことも受け止めてくれるご主人(だいきさん)がいることに 勝手にジーンとしてます。

    そして 私もゆみさんと同じことで沼ってて。
    こちらも勝手に 首がもげそうなぐらい頷いてます。

    応援してます❣️

    • なんと…!
      沼ってくださってありがとうございます!(照)
      コメントくださってとっても嬉しかったです❣️

  • ゆみさん、コメント欄を設けてくださりありがとうございます。

    ゆみさんがいろいろな自分を許したのはすごいことだと思いましたし、すごいことが出来たからこそ、このブログを書けたのだろうと思います。講座で失望したのはゆみさん自身を見つめ直すきっかけをくれた成功の布石だったんですね~。
    いろいろ寄り道をしてその時の自分を愛して深めて広めていけると良いですね~。

    あと、鬼軍曹ハーンの言葉を読んで…「うわっ!怖!!」「えっ!ムリッ!!」って僕はめっちゃ感じた。

    • おさむちゃん

      こちらこそ、いつもありがとう(#^^#)

      そうなの、怖いの!(笑)
      でもそれも私の愛なんだよね(#^^#)

      おさむとは失敗したり落ち込んだり自分を、
      許し愛しながら、
      一緒に歩んでいけたら嬉しいです(^^)/

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