なぜ流産手術の静脈麻酔は効かないのか?対処法とは?

先日のブログでは、

流産手術を受けたところ麻酔が効かず、
激痛であったことをお伝えしましたが、

今回は「麻酔が効かなかった件」について
興味深い話を看護師の友人から聞いたので、

シェアさせていただきたいと思います。

この記事は、あくまでも個人の推測であることをご了承ください。

目次

流産手術中に麻酔が効いていない人が、多すぎる件

そもそも、私は流産手術を受けたあと、

”私の手術がこれだけ痛かったのはきっと
局所麻酔だったからに違いない!”

と考えておりました。

(私は局所麻酔で流産手術を受けました)

静脈麻酔であれば、
こんなに痛い思いをせずにすんだのに!と。

しかし、どうやらその考えは
根本から違っていたようで…

というのも、私がラジオで流産を発表した際、

フォロワーさんたちから

「ゆみさん、私も流産手術をしましたが、
静脈麻酔の後に目覚めてしまい激痛でした…」

というコメントを、なんと、
1人ならず何人からも頂戴したのです。

これには非常に驚きました。

局所麻酔のせいではなく、
静脈麻酔でも同じことが起こっていたとは…!

さらに調べれば、ネットでも同じ体験談を
ブログに書かれている方がちらほら
いらっしゃるではありませんか。

日本には流産手術中に麻酔が
効いていない方が、なんと多いこと…!!

愕然としてしまいました。





と同時に、私の中に、
ふつふつと嫌な感情が積もり始めました。

なぜ産婦人科では、”手術”にも関わらず、
麻酔が切れるという事態が頻発するのか?

そこで、看護師の友人に、
ずばりこのことを聞いてみたのです。

(彼女は大病院で7年間オペを担当していました)

「流産手術をしたんやけど、
めちゃくちゃ痛かったし、その上、
同じ思いしてる人が多くてビックリした…」

「どうしてこうなっていると思う?」と。

看護師の友人曰く、これは「あるある」な出来事

すると、彼女は第一開口、

「あぁ…やっぱり痛かったんやね…
実はそれは、あるあるやねん…

と言ったのです。

え、あるある…?と、正直、驚きました。

「麻酔って難しいからさ…」

「やっぱり手術するとなれば、
ちゃんとした麻酔科おるほうが、
安心よ、ほんまに」

「次は、総合病院にしとき…」

と言うのです。

いったい、どういう事なのでしょうか…?
どうして麻酔科の先生の方が良いのでしょうか?

分からなかった私は、

「麻酔科がいるのが大事っていうのは、
なんとなく分かるんやけど…」

「でも、麻酔科の先生じゃなくても、
麻酔を打てるやん?それはアカンの??」

と素直に聞いてみました。

彼女は答えます。

「あーそれはな、まずそもそも
産婦人科の先生でも、麻酔の研修を受けたら
麻酔を打てるようになるねん」

とのこと。

どうやら、最近、
無痛分娩などのニーズの高まりにより、

麻酔科の先生でなくても、
一定の研修を受ければOKとなっているそうです。

「まぁ…本当は麻酔科の先生が、
やらなあかんねんけどな…」

と、彼女はふう、とため息をつきました。

とはいえ、研修を受けているなら、
やっぱり問題ナシでは…?と思いきや…

「たださ、何回も言うけど、
麻酔ってほんまに難しいんよ。」

「鎮静と鎮痛、
両方のバランスを上手に扱わないと、
良い手術にはならないから。」

「だから正直、流産手術でその…
麻酔が効かなかったとか切れたとか、

そういうことが頻発してるのは、
多分悲しいけど、

10分くらいで終わる手術だから、
っていうのも、関係してると思うなぁ…」

と少し困った顔で彼女は続けました。

え、どういうこと…!?と私は前のめり。

原因は”10分程度”の手術だから?

「ほら、麻酔の量が多かったら、
当然目覚めるまでの時間も
長くなっちゃうやろ?」

「そしたら、
患者さんが起きるまでの様子、
看護師が見ておかなあかんのよ。」

「でもそんな時間ないから、
なるべく少なく打とうとするわけ」

あーなるほど、と私は相槌をうちます。

「もしかしてだから手術中に
目覚めちゃう人が多いってこと??」

「うーん、多分あると思う…」

10分の手術に対して、
麻酔は長く効きすぎてもあかんし、
短すぎてもあかん。

「でも、その絶妙な量の調節を、
失敗してしまってるんやろな…」

な…

なんやて…!

私は衝撃で固まります。
さらに彼女は続けます。

「逆に、麻酔は多すぎても呼吸が
止まってしまったりするし、
麻酔の調整ももちろん、
患者さんの体格によって違う。」

「だから、そういった絶妙な加減を
調整できるのが、
やっぱり麻酔科の先生なんよ。

と言い終えて、
気の毒そうに私を見たのでした。

つまりまとめると、

麻酔の量はとても難しくて。

それを適切にできるのは
やっぱり麻酔科の先生である。

しかし、実際は麻酔科ではない先生が、

10分という短い手術のため、
少なく打とうと調節した結果、

やっぱり麻酔の量が少なすぎて
途中で起きてしまう人が多い。

ということか…!!

目の前がなんだか、くらくらしてきました。

対策はどうすれば…

「うーん、私さぁ……
次…なんて考えたくないけど…」

「もし次も流産したら、怖いんよ…
また痛いんじゃないかって…」

と打ち明けました。

正直、今回の件で、妊娠すること自体が
とても恐ろしくなっていたのです…

それほどまでに、麻酔が効かなかった
流産手術は私に”恐怖”を植え付けました。

すると彼女は、

あーそうやんなー…。うーん…。

と少し考えてから、

「手術前に、
めっちゃ痛がりなんです!
って、言い」

と言いました…!

「痛がりさんには痛がりさん用の
処置ってあるから、

恥ずかしいなんて思わず、

手術の前に”ほんまに痛がりで~!!”
って訴えるべきやと思う。」

そしたらしっかり
麻酔効かせてもらえると思う、

とのことでした。

これはさすが、
ナイスアイディアです…!!

続けて、

「あとはやっぱり、
さっきから言ってるけど
麻酔科の先生に打ってもらうこと。

「これが大事やわ。」
と力強く、言ったのでした。

麻酔科の先生に打ってもらうにはどこへ行く?

「麻酔科の先生の大切さは分かったけど、
そもそも個人の産婦人科にも
麻酔科の先生っておる?」

と聞くと、

「個人の病院で麻酔担当の先生はなぁ…
ほとんどおらんと思うわ。」

「やっぱりおるのは、総合病院やね。」

との回答。

「分かった!じゃあ、次から産婦人科は、
総合病院の産婦人科にするわ」

と言うと、

「あ!でも、総合病院の産婦人科でも
産婦人科の先生が麻酔使うところあるから。」

「たとえ総合病院でも、初診のときに、
麻酔科の先生に打ってもらえますか?
って、絶対聞いた方が良いよ!

「そういう、当たり前やとおもったことも、
必ず聞いた方が良いわ。」

聞けば(運悪く?)研修生に
あたってしまうこともあるんだとか…。

なるほど…!と深くうなずきました。

流産手術を受ける方へ

ということで、
これから流産手術を受ける方で、

いろんな情報をみて不安な方は、

  1. 手術前に痛がりであることを主張する
  2. 麻酔科のいる病院で手術を受ける




という2点を注意しておけば
より安心だと思います。

おまけ:私の局所麻酔の体験について

彼女との流産手術についての話が
ひと通り落ち着き、話は

「そういえば、
ゆみはどんな処置を今回受けたん?」

と、私の手術体験の話題へと移りました。

「えーっと、おしりから座薬いれて、
局所麻酔を4箇所打って、手術したよ…!」

と言って、彼女のほうを見るとなんと

彼女が無言で
絶句しているでは
ありませんか…!(笑)

「え、な、なになに?(笑)」

と聞くと、

「…痛ァ…!と思って…」

と、ものすごい顔を歪めて言いました。

「え、なんで…分かるん…!?(笑)」

「分かるよ…というか…」

「おしりの座薬って…
まだあるんやって思った…(笑)」

と言うではありませんか。爆

なんと彼女曰く、おしりの座薬は、

たとえば手術のあとの
痛みが長引いた患者さんに対して、

「うーん、じゃあ、念のため、
座薬入れておきますね…」

というくらいの痛み止めらしく(笑)、

そもそも、

おしりからの吸収で
効き目がでるのにかなり時間を要する

とのこと…

「え、待って!
わたし、直前に入れられたで!?」

と言うと、さらに彼女は絶句。

「いやそら、ないよりは
マシなんやろけど…」

それをきいて今度は私が絶句(笑)

「あのさ聞きたいんやけど…」

「今回、局所麻酔は子宮を広げる時の
痛みを緩和するためで、
奥の手術については座薬で押さえます。
っていう説明を受けてたんやけど…」

「この手術って、通常はその座薬1つで
痛みが無くなるもん?

「これだけ痛かったのは、
単に私が効き悪かっただけ??」

と聞くと、間髪入れずに

「おしりからの座薬で
手術の痛みが無くなるなんて
500%無いよ(笑)

とすごいパーセンテージで
否定されました(笑)

そして、

「ほんま可哀想やけど…」

それほとんど、吸引の時、
麻酔無しで手術受けてるわ…

「話聞いただけでもぞっとした…
女性って強いんやなぁ……」

と辛そうに言いました。





麻酔無しで…手術…





麻酔無しで…吸引…





そりゃあ……

あれだけ、痛いよな……





あの先生への不信感。

手術への怒り。

赤ちゃんを失った悲しみ。

その瞬間、
いろんな気持ちが渦巻きました。

産婦人科医の恐ろしさ

また、詳しくは割愛しますが、

そもそも実は、産婦人科って怖いんよ…
という話も、ついでに彼女に聞いてきました。

というのも、
産婦人科の先生の多くは、

ちょっと痛くても我慢!

という古い考えをされている方が
とても多いんだそうで。

実際、彼女自身も、

こういった手術に携わった際に、

患者さんが痛がっているのを
先生に伝えてたところ、

「えー我慢してもらって。

もう終わるから。」

と言われたそうです。

信じられませんが、本当の話です…





本来、手術は、ぼーっとしているうちに、
痛みもなく終わったよ!

というのが理想的なのに、流産手術のように、

”痛みや不安(手術中の音が聞こえる等)”

が伴う手術が頻発しているのは、

残念ながら、
患者の痛みや不安、ショックを
軽視しているドクターが多いから、

ということが、あるかもなあと、
彼女は呟いていました。

(もちろん素晴らしい産婦人科医も
いらっしゃいますよ!)





あとは、産婦人科医の数が足りず
激務になっていることも、

影響してはならないことですが、
少なからず影響しているかもしれない…

とのこと。

何にせよ、彼女は、

「話を聞いただけでも、
ゆみを担当したその医者に
怒りが湧いてくるな…」

「目に見えない患者の不安や恐怖、
痛みも手術のうちの一つやということに、
気づいてない!!!」

と、怒り、一緒に寄り添ってくれました。

今いちど、選択を見直して。

これまで、

「流産手術は痛くて当然なのか」

ともやもやしていた気持ちが、

彼女のおかげで、ずいぶん晴れました。

当然では、無かったようです。

今回、私は彼女にたくさんの事を
教えてもらって、本当に良かったです。

私は、無痛分娩を希望していることもあり、

(もう今回の手術が耐えられたから、
無痛いらんのちゃうん?と笑われましたが(笑))

また、

「私は、オペ室にいたから…」

「悲しいけど出産がスムーズに、
うまくいかなかったケースばかり見てきてん。」

「ほんまに、出産って何が起こるか分からんから、
ゆみにはな、緊急の処置がいるってなったとき、
その時になってから後悔してほしくない

という彼女の言葉を聞いて、

今まで通っていた
個人の産婦人科への通院を辞め、

麻酔科のいる総合病院の婦人科に
今後は通う、ということを決めました。

「ごはんが美味しいとか個室がキレイとか、
産婦人科はそういう表面的なことで
人気が出るけど…」

「目に見えない裏のことまで
しっかり考えて選んでほしい

という言葉は忘れません。

以上、私と彼女の会話を
つづらせていただきました。

いろんな考え方があって当然で、
何が正解というのは無いと思いますが、

ひとつ判断の材料にお使いいただけますと
幸いです。

それでは。

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